第549話時間が短すぎたなんて残念だ

「ライナ、誰かがあなたのことを探ってる!」

アクセルがライナを重用していた理由は、彼女の目を奪うような美貌のせいではなかった。

当然、十分に賢く、彼女自身の取り柄を持っていたからだ。

それに彼女は、配下に使える人材も育て上げていた。

案の定、カリスタが調べさせ始めた途端、ライナの側はそれを察知した。

「まずはゆっくり中へ入れさせて。何を知りたがってるのか見極める。無害な情報程度なら、こちらで用意してある資料を渡せばいいわ」

ライナは落ち着き払って答えた。

「ライナ、ほんとこういうの上手いよね。いい考え。うまく逆探知できれば、裏で糸を引いてる相手も突き止められるかも」

ライナに話...

ログインして続きを読む